|
|
板橋 健(いたばしけん) ヴァイオリン
1940年東京都生まれ。元NHK交響楽団のヴィオラ奏者であった父、板橋順にヴァイオリンの手ほどきを受ける。その後に小林武史、松本善三、ブローダス・アール、ルイ・グレーラーの諸氏 に師事。1961年日本フィルに、62年からは読売日響に在籍する。 1974年NHK交響楽団に入団。現在にいたる。 |
|
|
|
|
|
宮本ミサ(みやもとみさ) ピアノ
桐朋学園大学音楽部演奏科ピアノ専攻卒業。その間、東京芸術劇場、サントリーホールに出演。新宿文化センター、熊本県立劇場でリサイタル開催。94年よりワルシャワ国立ショパン音学院に留学。マスタープレイヤーズ国際音楽コンクールにてディプロマ受賞。ワルシャワ・フィルハーモニーホールに出演。ショパンの静養地アントニン、ショパンの生家ジェラゾヴァ・ヴォラ、パデレフスキ博物館、パデレフスキ生誕135周年記念など、ポーランド各地で演奏活動をする。また、ポーランド国営テレビに出演。96年ワルシャワ国立ショパン音学院を卒業後イタリアのイモラ音学院で研鑽を積む。イモラ音楽祭に出演などの演奏活動を行い、98年にはイモラ音学院でディプロマを得る。 99年3月、東京オペラシティにてリサイタルを行い、イタリア及びポーランド・日本でショパン没後150年記念コンサートに出演。中でもミラノでのマルチェロ・アバド主催のショパンフェスティバルでは好評を博す。また、99年はポーランド・日本の国交樹立80周年であったことからポーランド首相来日歓迎演奏を行った。2000年11月16日、パデレフスキ生誕140周年記念リサイタルでは、パデレフスキの最高傑作ピアノソナタの本邦初演を行い大成功を収めた。「ムジカノーヴァ2月号」にて、"最初のショパンの作品郡から最後の曲に至るまでポーランドの民族的郷愁といったものが感じられた一夜だった"と評された。また、本年12月22日にモーツァルトがイタリアで初めて演奏した同じ場所、同じ日に演奏会を開催予定。これまでに、故井口愛子、柴野さつき、井内澄子、小川京子、レギナ・スメンジャンカ、ヤーヌシュ・オレイニチャク、フランコ・スカラ、リカルド・リサリティ、レオニ−ド・マルガリウスの各氏に師事。今後我が国で最も期待されるピアニストの一人である。 |
|
|
|
|
|
茂木新緑(もぎしんろく) チェロ
1968年、東京芸術大学音楽学部器楽科入学。安宅賞受賞。在学中より現、東京ハルモニア室内オーケストラ入団。'72年、同大学卒業。読売新人演奏会出演。同大学院入学。ユースシンフォニーオーケストラと共にヨーロッパ公演に参加。NHKにて同オーケストラとサン=サーンスのチェロ協奏曲を演奏。'73年、NHK交響楽団入団、現在に至る。同大学院卒業後、東京ハルモニア室内オーケストラと共にルツェルン・マントン等、ヨーロッパ各地の音楽祭に参加。
一方、NHK交響楽団のメンバーともシュトス、エクシモン等、弦楽四重奏団を結成。定期演奏会、NHK-FMの放送等で活躍した。また、フルート奏者、宮本明恭氏の率いる東京プロアルテ合奏団のメンバーを数年務めた。廣田幸夫、(故)堀江泰、(故)レーヌ・フラショーの各氏に師事。現在、洗足学園魚津短期大学、学習院女子高等学校講師。 |
|
|
|
|
|
篠崎史紀(しのざきふみのり) ヴァイオリン
3歳より、父・篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。その後、故田中令子、江藤俊哉、トーマス・クリスティアン、イヴリー・ギトリスの各氏に師事。また、バリリ・クァルテット、アマデウス・クァルテットのメンバーに室内楽を学ぶ。
早くに天賦の才能を発揮し、毎日学生音楽コンクール全国大会1位。1979年北九州市民文化賞を史上最年少で受賞し注目をあびる。
1981年よりウィーン市立音楽院に留学。1982年コンツェルトハウスにて同音楽院のオーケストラと共演し、ウィーン・デビュー。「信頼性のあるテクニック、遊び心もある音楽性」(ヴィーナーツァイトゥング紙)「真珠を転がすような丸く鮮やかな音色、魅力的な音楽性」(フォルクスシュテインメ紙)など好評を得る。第34回ヴィオッティ国際音楽コンクール(デュオ)で3位入賞。第20回ボルドー国際音楽祭で銀賞を受賞。その後オーストリアを中心にヨーロッパ各国アジア・アメリカなどで幅広い活動を行っている。また、シェラードミング・フェスティヴァルではトーマス・クリスティアン氏のア シスタント・プロフェッサーも勤めている。
群馬交響楽団コンサートマスターを経て、1991年から読売日本交響楽団コンサートマスターとして活躍。1997年4月よりNHK交響楽団第1コンサートマスターに就任、今後更なる飛躍が期待されている。NHK交響楽団、読売日本交響楽団をはじめとする全国主要オーケストラとの協演、ソロ・リサイタルのほか、室内楽にも情熱を注ぎ、ハレー・ストリングクァルテット、アンサンブルSAKURA、イシハラ・リリック・アンサンブル、サントリーフェスティヴァル・ソロイツ、ヴィルトゥオーゾ・アンサンブル・パルテノンのメンバーとして毎回のコンサートが話題になる。
完璧なテクニックはいうまでもないが、パッション溢れる美音は他の追髄を許さない。演奏活動の傍ら、後進の育成にも力を注ぎ、東京ジュニアオーケストラ・ソサエティの芸術監督としてその育成にあたっている。これまでに11枚のCDをリリース。「音楽の友/ロマンティックを体験するための名盤50選」に選ばれた「アレンスキー:ピアノ三重奏曲第1番、第2番」最新アルバム「レゾネート・イターナリー」をはじめ、いずれも好評を博す。WHO国際医学アカデミーライフハーモニーサイエンス評議会議員もつとめている。2001年、「福岡県文化賞」を受賞。2004年1月から、銀座の王子ホールで”まろ”プロデュースによる新しいプロジェクトが始まる。
その風貌から「まろ」の愛称で親しまれている。
|
|
|
|
|
|
影山香苗(かげやまかなえ) ピアノ
桐朋学園大学卒業、武蔵野音楽大学大学院、ケルン音楽大学大学院課程修了。同時にドイツ国家演奏家資格を得る。
数々の国内コンクールで受賞する他、マスタープレーヤーズ国際音楽コンクール(スイス・ルガーノ)にて名誉賞受賞、マリアカナルス国際音楽コンクール(スペイン・バルセローナ)にて入賞、ヴァルセシア・ムジカ国際音楽コンクール(イタリア)にてディプロマ受賞。これまでに日本、ドイツ、オーストリア、スイス、イタリアでのコンサートで好評を博す。
東京ニューシティー管弦楽団、ルーマニア国立バカウ・フィルハーモニーと共演する他、声楽家、器楽奏者との共演者としても活躍している。
現在、武蔵野音楽大学附属音楽教室、聖徳大学にて後進の指導にあたる。これまでに、杉浦日出夫、長谷川淳、小島準子、北川正、エルジェーベト・トゥシャ、ヴァシリー・ロバーノフ、ヴィンセンツォ・バルツァーニの各師に師事。 |
|
|
|
|
|
矢澤一彦(やざわかずひこ)ピアノ
川崎生まれ。5歳よりピアノを始める。東京芸術大学音楽学部附属高校、同大学を卒業。フランス国立リヨン高等音楽院で半年学んだ後、ベルギー王立ブリュッセル音楽院のエフゲニー・モギレフスキー氏のもとで1996年より8年間学ぶ。和声、ソルフェージュ、鍵盤和声、室内楽、音楽史の一等賞(プルミエ・プリ)を経て、ピアノ科最高課程、ピアノ伴奏科、室内楽科最高課程を優秀な成績(満場一致、グランドディスタンクシィオン)で卒業。同校より,ヴィルドマン賞、ガリオ賞、パッパール賞、バシュビッツ奨学金を受賞。1997年ヴェルナー財団奨学生。
1994年多摩フレッシュコンクール入選、1999年マルサラ国際ピアノコンクール第5位、同年アンドラ国際ピアノコンクール第3位、2000年オルレアン国際20世紀音楽ピアノコンクールファイナリスト及びリカルド・ヴィ二ェス特別賞、2001年カラブリア国際コンクール名誉ディプロマ。また、マスタークラスで、ハリーナ・チェルニー・ステファンスカ、ピョートル・パレチニ、ヘルベルト・ザイデルの各氏に習う。
ヨーロッパ滞在中、大原とのリサイタルのほかに、ブリュッセルや、リクサンザール「四季」音楽祭、アンギアン「ムジカ・ステランティス」音楽祭、コルトレイク「ユーテルプ」リサイタルシリーズ他、30回以上のコンサートに出演する。また、国際的作曲家であるミハエル・ゲラーの新作、5人の奏者による宗教室内オペラ「ロトの娘たち」を、オランダの5都市で上演し、好評を博す。
2005年の帰国後も、リサイタルや夫妻によるリサイタルなど活発な演奏活動を行い、帰国してから現在(2009年10月)まで60回以上出演する。2005年グリーンホール相模大野、2007年相模原市南市民ホールにてリサイタル。2006年、2008年に東京オペラシティリサイタルホールでロシア音楽を中心としたリサイタを行い、「幅広くかつ奥の深い表現」、「万華鏡を見るような素晴らしい色彩表現」、「壮絶な演奏、「素晴らしい大型ピアニスト」などと、音楽雑誌各誌の演奏会評で絶賛される。
これまでに岩田和子、岩谷なつ子、山岬薫子、小林仁、青柳いづみこ、エリック・ハイドシェック、エフゲニー・モギレフスキーの各氏に師事。
東京芸術大学音楽学部附属高校非常勤講師、全日本ピアノ指導者協会正会員、日本・ロシア音楽家協会会員、相模原音楽家連盟会員。
photo:K. SAKAYORI |