馬場　紀雄
　昭和音楽大学声楽科を卒業後オペラ演出家を志し、藤原歌劇団の主要なオペラ公演にA.M.ディアツ、B.トマージ、G.トラヴァリーニ、G.アガサロフ、松本重孝、H.ブロックハウス、P.L.ピッツィ、F.コディニョーラ、五十嵐喜芳、故粟國安彦らの演出助手として参加、東成学園オペラ公演にM.レアーレ、P.マエストリーニらの助手として参加。
　平成十二年度文化庁芸術家在外研修員として渡伊、イタリアのラヴェンナTeatro Comunale AlighieriおよびトリエステTeatro Comunale Giuseppe Verdiの「ナブッコ」ビルバオ（スペイン）A.B.A.O「真珠採り」、ロヴィーゴ・テアトロソチャーレ「仮面舞踏会」、レッチェTeatro Politeama GrecoおよびイエージTeatro Comunale Pergolesiの「リゴレット」他、ルッカ、フェルモ等の歌劇場公演に演出助手として参加。
　財）ロームミュージックファンデーション在外研究生として再び渡欧、フィレンツェ市立歌劇場、レッジョ・エミリア歌劇場、テアトロ・マッシモ（パレルモ）などで研修、研鑚をつむ。東京オペラプロデュース公演・ロッシーニ作曲「とてつもない誤解」の本格舞台日本初演の演出をはじめ（指揮・松岡究）、富士宮市民合唱団主催オペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」（指揮・樋本英一）、大曲市民会館「アマールと夜の訪問者」、池田理代子プロデュース・東京国際フォーラムCホール「愛の妙薬」(指揮・国分誠)、昭和音楽大学オペラ公演「愛の妙薬」（指揮・星出豊）、市原市民オペラ　「夕鶴」（指揮・樋本英一）、西東京市民文化ユニオン主催「魔笛」（指揮・河原哲也）、富士宮市民合唱団創立25周年記念オペラ公演「道化師」「カヴァレリア・ルスティカーナ」等を演出。昭和音楽大学・昭和音楽大学大学院講師。

珠川　秀夫
　麻布高校卒業後、東京音楽大学、ミュンヘン音楽大学及びコンセルヴァトリウムにて、三石精一、河地良智、前田幸市郎、松本紀久雄、ヘルマン・ミヒャエル、ハンス・フェルディーグルの各氏に師事。卒業後、セルジュ・チェリビダッケ氏のもとマインツ大学、ミュンヘンフィルハーモニー、シュトゥットゥガルト放送交響楽団などで研鑽を積む。「フィガロの結婚」「魔笛」「劇場支配人」「椿姫」「仮面舞踏会」「イル・トロヴァトーレ」「アイーダ」「カルメン」「ラ・ボエーム」「蝶々夫人」「ヘンゼルとグレーテル」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」「こうもり」「メリー・ウィドウ」他など、数多くのオペラ、オペレッタを指揮。
　また1999年には、初演以来61年ぶりの再演となる永井荷風：脚本、菅原明朗：作曲、歌劇「葛飾情話」を復活公演させて話題を呼ぶ。新宿コマ劇場「アニーよ銃を取れ」「オズの魔法使い」他、でも指揮をとるなどミュージカルの分野でも活躍している。
ルーマニア国立ヤーシ歌劇場客演指揮者。